2025年6月15日日曜日

綿業会館 6/14

昔の写真を持って今の姿を写しに行くテレビ番組を見ていた.
兵藤大樹だったかな.
この日さがしあてたのが綿業会館.
あのリットン調査団が拠点としたというではないか.
「これはいっとかな」でランチ付き説明会.  ¥5,000.-
残念ながらリットンの足跡は写真にしか残っていなかった.
かわりにみたのは昭和の名建築とされる重文指定の建物だった.
個人の寄付100万円を元に総工費150万円.
贅を尽くして昭和6年12月31日に竣工した.
リットン調査団は昭和7年3月、ピッカピカを宿にしたわけだ.
色良い報告を蹴って帝国は崩壊へまっしぐらだったが
建物は戦争に耐えてしっかり生き残った.
戦争末期には軍に接収され、終われば進駐軍.
内装調度に瑕をつけないよう多大の苦労があったようだ.
甲斐あっていまも綿業倶楽部のクラブハウスとして生きている.
ちなみに大阪城の再建も綿業会館と同じ昭和6年.
工費47万円は市民の寄付.
この頃の大阪は元気だった.
床の大理石に「アンモナイト」.
近年になって発見された「巻き貝」の化石.
化石学にとってはこちらのほうが貴重なんだって.
ランチ会場.
久しぶりのフレンチコース.
お世辞抜きよいお味でした.
記念写真.
背後の銅像は100万円寄付した東洋紡績のえらいさん.
ソファーに座る予定やってんけどな.

2025年5月31日土曜日

城北菖蒲園 5/31

見頃と聞いて今年も.
今年はなんとなく花がさびしそうだった.
植え込みの具合かな.
そういえば水面にうつる花を撮る機会があまりなかったな.
いつも遠くで見ていた黄色いのが身近にきていた.
だいぶ配置が変わったんだわ.
鷹の爪も位置を大きく変えていた.
広い場所をもらったけど、なんか寂しそうやったな.
見頃とは聞いたが、花の時期をはずしたのかもしれない.

2025年5月30日金曜日

北国街道 5/26

天狗党を再見して北国街道を武生へ.
今庄宿出口.
街道はハピラインと並行する.
今庄を出ると山が遠くなった.
湯尾駅を過ぎると旧街道は国道に合流して線路沿い.
線路の向こうに集落があらわれた.
どないして行くねん.
トンネルが隠れていた. こりゃわからんわ.
踏切にいたおっちゃんが教えてくれた.
気持ちよく走っているとあらわれたのがこれ「鶯の関」.
優雅な関所もあったものだ.
このあたりええ雰囲気.
南条.
国語の教科書にシナリオがあった. 脚本だったかな.
タイトルが「麦秋」.
麦の秋というのをこのとき知ったのだった.
原節子、笠智衆、見る機会がないまま今日に至る.
アマゾンにあるかな.
王子保.
これ行くっきゃないよな.
で武生入り.
打ち刃物の店が連なって目をひく.
通り抜けてのお目当てがここ.
老舗らしい佇まいに道を隔てて大きな工房.
おじいさんが淡路の地に来て始めた菓子屋が「東月堂」だった.
創業大正3年というから似たようなものだろう.
繁盛していて嬉しかった.
カステラと羊羹をおみやげにした.
武生駅.
「かけそば」なんと¥350.-
「にしんそば」¥650.-昨日よりそばの量が多かった.
鯖江には街道を避けて日野川沿い.
自転車道に惹かれたがやっぱりねだった.
整備した時は良かったのだろうけどフォローする余裕がない.
鯖江はメガネの町と聞いたけど駅前に眼鏡屋は一軒もみなかった.
今来た道を電車で戻る.
敦賀からの新快速京都からめっちゃ混んできて慌てたが無事に下車.
弁当買って帰る.
ブログのアップをひかえてお土産を封切り.
田舎味というのは失礼かな、しっかりと旨い.  好きな味.

2025年5月29日木曜日

今庄 5/25

今庄で北国街道は南と西に分かれる.  あるいは西と南から合流する.
南、木之本へ「栃ノ木峠」 西は敦賀へ「柿の木峠」. 
峠を前に、あるいは背に、ほっと一息の宿場町である. 南北に10町、1キロメートルほど.
往時は隆盛を極めたようで、本陣脇本陣はもとより旅籠55軒茶屋15軒酒屋15軒がひしめいた.
天狗党が宿にした酒屋の建物が残っていた.
公開されていたのだが雨の中靴を脱ぐのが億劫でパスした.
あとになって「上がっといたら良かったな」.
今に残る酒蔵4軒をまわった.
「堀口酒造」
大声で喋る客がいて早々に退散した.
宿場終点折り返して、も一度よったらそいつがまだおった.
おばあさんが帳場に座る、気になった店やけど縁がなかったね. 
「北善商店」
ここは賑やか.
生酒をならべて試飲会.
「一番蔵出し」300ml.を一本求めた.¥650.-
白駒酒造はしまっていた.  前に来た時はここのを求めたのだが.
ほめるつもりで「しぶみ」という言葉を使って立腹されたのでよく覚えている.
「畠山酒造」
「うちが一番新しいんです」で、天保4年の創業.
「雪のしずく」というのがあって、文字通り布袋からゆっくりと言うことだったが手を出せなかった.
のこり一本次のお客さん買ったかな.
「雪きらら」4号瓶を一本.¥1,600.-
いぜん降り頻る雨の中、今日の宿.
一泊2食ふたりで¥19,800.-と格安.
料理は「仕出」だが味は良かった.
出されたのは畠山酒造「百貴船」.
グラス一杯になったところで「つるつる」と言うのよと中居さん.
枡を指差して「ここはどう言うのん」と酒飲みは卑しい.
「あっここも、つるつる」とつぎたし.
ビール一筋というこの人酒蔵の事情にも詳しかった.
白駒酒造病気療養で休業中.  まもなく再会と教えられた.

今庄そば祭り 5/25

そば祭り25日やて「いこか」で宿予約.
新大阪7:45発新快速敦賀行き.
敦賀からハピライン福井、といっても旧北陸本線である.
乗り継ぎ切符は車掌から買う.
栃ノ木峠から鉢伏山にのぼったとき立ち寄ったのが今庄.
ちょうどそば祭りをやっていて「焼き鯖寿司」がうまかった.
まだ小野原にいた20年以上も前の話になる.
「あの焼き鯖寿司もういっぺんたべたい」がようやくの今日.
今庄は雨だった. ときにはげしくときにこまやか.
10:30に着いたのにすでに人いっぱい.
一大イベントに成長していた.
大音量でおばちゃんの歌う演歌が流れる.
そばのテントは17店、ほとんどが素人の愛好家. 全店一杯¥500.-.
列車をおりるとき¥300.-のクーポン券を1枚くれた.
そばはどの店も大根おろし、かつおぶし、ねぎをのせた皿そば.
今庄そばの形であるらしい.
5店まわったが味に大きな違いは見られなかった.
そばは太いのから細いのまで色々だった.
年配者の出店が多いなか、高校生のテントがあって長い行列を作っていた.
焼き鯖は焼いていたものの、焼き鯖寿司はパックの作りおきだった.
味は当然「やっぱりな」.
これを目指して行ったのに残念なことだった.
今庄駅にはエレベーターがなかった.
あちゃあ、と思っていたら駅員さんが「運びますよ」.
ありがたかった.