2020年6月9日火曜日

アベノマスク到着 6/8

内閣総理大臣がマスクの配布を発表したのは4月1日のことだった.
誰もが笑った. 「あほくさ」.

だが、総理発言の重さというべきかマスクはその後存在感を高めてゆく.
御用学者のよいしょ.
「他人に染さない効果がある」
これは効きましたね.
「マスクをしていないお前は犯人だ」と言われたら誰もマスクを離せない.
効果は限定的ですという小さな声はたちまちどっかへ行ってしまった.
「濃厚接触」「夜の街」わあすごいなと思ってるうち、
「新しい生活様式」とやらでとうとうマスク着用は「作法」となった.

どうしたわけかアジアの死者が少ない.
「なんでや、そうかマスクか」となったのかどうか.
ヨーロッパの勝者、メルケル氏までがマスクと言いはじめた.
これを受けるかのごとく、WHOの偉いさんがマスク派に転向した.

かくて2020年はウィルス対策の「画期」として歴史に残る.
アベノマスクばんざい.

ほんまにこれでええんやろか.

昨夜の書物に曰く.
未来に向かう深い闇に直面したとき、ただ頼るべきは
先人が遺した文字と諸君自らの思考である:庄田武史「清水幾太郎」