2021年2月20日土曜日

傘寿   2/20

さんじゅにおおて、に異議. 「傘寿は数えの80やから、王手やなくて今年が傘寿」. なるほど.  そやけど八十で傘やねんから、今は満で数えるんで王手でええんちゃうかな. 「いや傘寿はかぞえ80をもって傘寿というから今年が傘寿」.  なあるほど、一理あり. こういう時に頼みにするのは「広辞苑」. 第6版を開いて見る.
「80才のこと、80才の祝い」とのみ. 年齢のかぞえ方にはこだわっていない. されば初版はどうか. なんと、「さんじゅ」に傘寿がない.
不惑、古希を見るに年齢のみ、やはりかぞえ方にはこだわっていない. どうやら満80才で良さそうである.
さて、傘寿が初版にないのはひょっとして出典のあるなしか.  不惑は孔子、古希は杜甫やったかな. でもって引いて見ると77歳の喜寿あり88の米寿あり99の白寿もあり. 出典というわけでもなさそうだ. 傘寿と卒寿がないのは新村先生ついうっかりか. おもしろい.
さんじゅとそつじゅ.

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