さんじゅにおおて、に異議.
「傘寿は数えの80やから、王手やなくて今年が傘寿」.
なるほど. そやけど八十で傘やねんから、今は満で数えるんで王手でええんちゃうかな.
「いや傘寿はかぞえ80をもって傘寿というから今年が傘寿」.
なあるほど、一理あり.
こういう時に頼みにするのは「広辞苑」.
第6版を開いて見る.
「80才のこと、80才の祝い」とのみ.
年齢のかぞえ方にはこだわっていない.
されば初版はどうか.
なんと、「さんじゅ」に傘寿がない.
不惑、古希を見るに年齢のみ、やはりかぞえ方にはこだわっていない.
どうやら満80才で良さそうである.
さて、傘寿が初版にないのはひょっとして出典のあるなしか.
不惑は孔子、古希は杜甫やったかな.
でもって引いて見ると77歳の喜寿あり88の米寿あり99の白寿もあり.
出典というわけでもなさそうだ.
傘寿と卒寿がないのは新村先生ついうっかりか.
おもしろい.
さんじゅとそつじゅ.
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