空模様も悪いし、普通の旅をしよう.
デイパックひとつ背負ってJR淡路.
新大阪発こだま845号博多行き.
あてにしていた4列シートの自由席はなくなっていた.
岡山発やくも9号は273系新型車両.
これに乗るのは初めて.
グリーン車なかなか豪華、普通車も悪くない.
荷物置き場も各車にあり輪行には有難いところだ.
伯備線、峠をこえると銀世界だった.
米子では雨になっていた.
バスで皆生温泉直行.
温泉街をぶらぶら今日の宿へ.
バス停から海岸へ向かう一本道.
海岸を背にして胸像が建っている.
有本松太郎氏.
温泉を掘削した. だけでなく米子駅から鉄道をひいて電車を走らせた.
皆生温泉生みの親ともいうべき人だった.
今日の宿、「皆生グランドホテル 天水」.
ゆったりしたロビーに広い庭を持つ名前負けしない造り.
ところどころにほころびがあるけど.
建物はしっかりしている.
皆生温泉、ええお湯だ.
湯量豊富、色がつくかつかないかの透明で薄い塩味. 源泉80°とある.
あつい露天風呂.
風呂上がり一杯やってると、雨が上がり虹がたった.
食べ放題のカニはちょっと残念なカニだった.
なんせ、２食付で¥11,000.-/1. 文句は言わない.
天ぷら揚げて、寿司握って、この値段でよおやってる.
目覚めると曇り空. すこしだが青空も.
朝食いただいての朝風呂がまたええ.
おんせんりょこうであります.
ロビーでゆっくりコーヒーを楽しんで、ぶらぶらバス乗り場へ.
今日は傘無し.
放りっぱなしの巨大ホテルが目をひく一方、裏通りには場末の温泉地のような店と客引き.
若い男が立っているかと思えば老人がタバコを燻らせて座っている.
寂寥感漂う風景.
ええお湯を持ちながらどうしてこうなってしまうんだろう.
温泉神社は園児の記念撮影会だった.
市役所前でバスを降りて米子駅まで大通りを散歩.
交差点からお城の石垣を見て「おおあれか」.
NETで蕎麦屋を見つけて行ってみたが廃業していた.
駅のパン屋で簡単昼食.
13:37発やくも18号の乗客となった.
16:9発こだま845で新大阪17:25.
新幹線は500系の丸型. ひょっとして4列シートと思ったが残念でした.
浪速そば食べて、りくろーおじさん.
普通の旅おわる.
