2016年11月4日金曜日

屈斜路〜根室 10/20

予報は「雨風強し」だったはずだが. 6:00

白鳥が飛来を始めていた.

家族単位で動いている. 飛ぶのも一緒.

旅の途中の事故だろうか、子なし、大家族、色々だ.

朝食中にわかに雲が湧いて強い雨になった.
ぼちぼち出ないと、というところで幸い雨足が弱くなった. 9:20.

路面濡れてるしサドルちょっと下げましょか.

雨も上がって程なく川湯温泉. 9:45.

文字通り、お湯の川.



良い温泉を持ちながらも経営は楽ではなさそうだ.
なんとなく活気がない.


我が国の観光地はざあーと人が来て、さあーと引いてゆく.
ボコボコ大型のホテルが立って小さいのが消され、
あっという間に波が引いて、幽霊屋敷が残る.
あっちでもこっちでも. 
パックツアーが生む歪み.

大鵬記念館. パスして先へ.

硫黄山が見えて来た. すっかり晴れ. 10:00.

ほどなく入り口.


噴煙がすごい、匂いもきつい.

セット、ゴー.

作品.

硫黄山を後に摩周湖に向かう. 10:30.

距離13kmは第3展望台だろうか、第1だろうか. 10:40.

急坂が待っている.
なんでやねん、摩周湖へ下るんとちゃうんかい.
等高線を読み違えていた.

これきついわ.

頑張る.

雲行きが怪しくなって来た. 11:50.

思うまもなく、雲が立ち込め、風が唸る.
幸い追い風、ふけふけ.
冷たい雨が降って来た、風が巻き出した.
「引き返すのもありやけど」
「もおちょっとで第1展望台、食堂あるで」
「きつい坂下るのも怖いし」
で第3展望台駐車場着. 12:20.

取るものもとりあえずの記念写真. 寒い.

摩周湖だ. 
かつて泳いだという話を聞いて湖面へ降りるものと思っていた.
上から見るのだった.

雨が霰に変わった、バリバリと打ち付けてくる.
視程は10~20mほど、道路の白線を追って走る.
コンターラインで一息つけると思っていたのに下りだ.
対向車のライトがぬっと現れる.
指が痺れる.
ほうほうの体で第1展望台に着いた. 12:50.

暖房がありがたい.
バスツアー組はアイスクリーム.
外は雪.

人心地がつくというか、ようやく頭も体も回って来た.

ありがたくいただく.

治まって来たので記念写真を撮って出発.14:30.
三脚すえる余裕はない.

風はまだ強いが、ずいぶん明るくなった.

雨も上がった. 14:40.
これで路面が乾いていたら快適なんやけど、恐る恐る.

直線に入った. 空も晴れて気をつけるのは横風だけ、快調.


道の駅摩周温泉.15:00.

釧路川を挟んで今日の宿.

大きな敷地にゆったりと立つペンション  ビラオ.

はるかに臨む山の名前である.



自家源泉掛け流し.

我が旅には珍しいフレンチコース.
初めてちゃうかな.

厨房は主人の仕切り. なかなかやる.

心がこもっているなと感じる. 味、盛り付け、料理の出し方.

摩周で泊まるならここやね. 他を知らないけど. ¥8,500x2.
相客は連泊らしい一人.

美味しいもん食べて、温泉つかって、十分疲れは取れた.
それにしても摩周湖はきつかった. 雨、霰、雪、暴風. 
火野正平と違って画がないのが今となってはちょっと残念.

おやすみ.

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